リモートワークなど、ネットを介して離れた場所で作業を行うことも当たり前になってきた昨今。
その流れは学びの場にも波及しており、オンライン英会話などにも注目が集まっています。
ここでは、そんなオンライン英会話の向き・不向きについて解説します。
オンライン英会話が向いているの特徴
仕事や学校が忙しくスクールに通う時間がない人
オンライン英会話は、ネット環境さえあればいつでもどこでもレッスンを受けることができるのが特徴の一つです。
また24時間レッスンを受けられるサービスも多いので、仕事や学校が忙しくて日中は難しく、できれば深夜や早朝でも空いている時間に英会話を勉強したいという人には向いています。
また急遽時間が空いた時でも予約が取りやすいのが特徴です。
人前で話すのが苦手な人
教室に通うタイプの英会話だと集団で受けるグループレッスンというのがメインであることが多くなります。
またマンツーマンであっても密室とはならないので、自分が英会話でコミュニケーションを取っている姿は誰かに見られる可能性が高くなります。
そうした状況が苦手で、クローズドな空間で講師とマンツーマンのレッスンを受けたいという人には向いています。
できるだけ安価で英語を学びたい人
一般的に、通うタイプの英会話教室に比べて、オンライン英会話はレッスン料が安く設定されています。
これは講師もネットを介するので人件費を抑えられたり、教室などの施設を維持管理する必要がないなど様々な理由がありますが、多くの人にとって利用しやすい料金と言えるでしょう。
経済的に難しかったり、いきなり高額の教室には通いにくいという人にもおすすめです。
世界中の人とコミュニケーションを取りたい人
オンライン英会話の多くは、外国人講師は世界各国に在住したままレッスンを行います。
アメリカやイギリス、カナダなどネイティブの人はもちろん、フィリピンなど公用語の一つとして英語を話せる準ネイティブ的な講師も多くおり、世界中の様々な文化や価値観と触れ合うことができます。
ネットを介してでも世界中の空気が感じられるのは魅力的と言えるでしょう。
日常的に英語に触れたい人
オンライン英会話はネット環境さえあればどこでも受けることができます。
スマホ用のアプリをリリースしているサービスも多く、外出先でのちょっとした空き時間にレッスンを受けることも可能です。
わざわざ教室に通うということをしなくとも日常的に英語に触れられるので、できるだけ多く触れて馴染んでいきたいという人にも向いています。
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基礎英語力が足りない人
オンライン英会話では、基本的に講師とのコミュニケーションは英語でとることになります。
レッスン内容ももちろん英語なので、少なくとも中学校レベルの単語や文法なども把握できていない人には、ついていくことが難しいかもしれません。
そうした人の場合は、まずは基礎英語をしっかりと身に着けてからオンライン英会話に臨むべきだと言えるでしょう。
リスニングが苦手な人
オンライン英会話は、講師と映像と音声をつないで会話をするのが基本的なレッスンの形になります。
その時に重要になるのがリスニング、つまり英語を聞き取る力です。
勿論これから学ぶわけですから完全に聞き取れる必要はありませんが、相手の発音を聞き取ることができないと、勉強を進めることも難しくなります。
日本語も含めて、音声を聞き取るのが苦手という人もあまり向いていません。
自発的な勉強が得意でない人
オンライン英会話では画面の向こう側にいる講師とのやり取りが主体となりますが、そうしたレッスン以外の部分でも、予習や復習は不可欠です。
これからやることを学び、そしてレッスンで習ったことを繰り返して身につける意識がないと上達もなかなかできません。
なので人に見られないとサボってしまうといった人は、上達が遅くなる可能性があります。
目的がはっきりしていない人
英語が上達するには、明確な目標を持つことが大切です。
ビジネス英語であればビジネスの相手としっかりとコミュニケーションを取れること。
またTOEICなどの資格においてより上を目指すなどの目標を持つ人もいるでしょう。
そうした目標がなく漠然と英語を学びたいという感覚だと、ちょっとしたつまずきでモチベーションを失ってしまいがちです。
パソコンやスマホ・インターネットが苦手な人
オンライン英会話においては、ネット環境と、パソコンやスマホは欠かすことはできません。
基本的な操作自体は難しいものではなく初心者でも十分可能ではありますが、通信トラブルやアプリが上手く動かない時など、ちょっとしたピンチがあった場合に周りに助けてくれる人はいません。
通信やパソコンなどのトラブルをある程度自分で解決できることは必要になります。
オンライン英会話と、普通の英会話教室は何が違う?
レッスンのスタイルが違う
一般的に、オンライン英会話はマンツーマンが基本です。
一方の通うタイプの英会話教室は一つの教室と一人の講師に対して、複数の生徒がレッスンを受けるというグループレッスンが主流です。
もちろん、どちらにもそれぞれのレッスンも存在し、またどちらにもメリット・デメリットはありますが、マンツーマンは密度の高いレッスンになりやすく、グループレッスンでは議論など、他の生徒ともコミュニケーションを取ることが多くなります。
講師の国籍が違う
通うタイプの英会話教室の講師は、当然全員が日本に在住しています。
外国人講師も日本で暮らしているため、その国籍もある程度限られ、日本文化への理解度も高いと言えるでしょう。
一方のオンライン英会話の外国人講師はほとんどが海外の自国からレッスンを行います。
そのバラエティは非常に豊かで、その中には日本のことをそれほど知らないという講師もいます。
どちらが良いということはありませんが、国籍の種類や日本との関係性においてはかなりの違いがあるでしょう。
レッスンの受け方
オンライン英会話と英会話教室では、レッスンの受け方ももちろん異なります。
それはオンラインか否かという形態だけではなく、スケジュールにも違いが出てくるもので、オンライン英会話の場合、世界中から講師はアクセスするので、活動可能な時間はその国の時間に依存します。
つまり日本では深夜であっても他の国では昼ということもあるので、講師も十分にレッスンができる時間帯であるわけです。
そうしたレッスンの時間帯、取りやすさにも違いがあります。
オンライン英会話おすすめしない理由!やっても効果がでない人とはまとめ
オンライン英会話は、講師との関わりは基本的にレッスンの時間帯のみとなるので、その前後の予習復習など本人の自発性がとても大切になります。
しかし一方で自由度などのメリットも多いので、英会話教室とどちらが合うのか、自身の性格なども含めて検討してみてくださいね。