独学でも英語が上達する方法!具体的に何をすればいいの?

英会話を上達させる方法には色々なものがありますが、教室に通うものからオンライン英会話など、たくさんあって迷ってしまいますよね。

そこでふと思うのが、独学で英会話は習得可能なのかということ。

結論から言うと、独学でも英語は上達します。もちろん、独学で英語をマスターするのは、簡単なことではありません。しかし、しっかりと計画を立てて、継続して勉強すれば、必ず英語力は向上します。

ここでは具体的になにをやったらいいのか、英語が上達する勉強法を解説していきます。

目次

独学で英語を学ぶ際に意識すべきことは?

自分に合った目標設定を立てる

独学というのは、自分をガイドしてくれる講師もなく、すべてを自分自身で決めなければなりません。

そこで気をつけたいことの一つが、目標設定のバランス。

目標を設定することは上達する上で不可欠ですが、あまり高くしすぎるとすぐに挫折してしまい長続きしません。

現時点での自分のレベルに合わせて、無理のない目標設定を心掛けましょう。

フィットする勉強方法を見つける

独学のメリットの一つが、ペースや勉強方法を自分で選択できる点です。

提供されるメソッドなどに自分を合わせていくことも大切ですが、あまり合っていないものを無理に続けても上達はなかなか見込めません。

様々な方法を試して、自分の性格や使える時間、成長の度合いなどを客観的に見て、フィットする方法を見つけ出すことが上達の秘訣です。

楽しむことを忘れない

勉強はつらいものと考えてしまう人もいますが、基本的にはやりたいことに向けて楽しく進めていけるのが最も上達には適していると言われます。

特に独学だと外からアプローチしてくれる人もいないので、自分一人の殻に閉じこもってしまい、辛くても絶えることが良いことだと思ってしまいがちです。

一人でも楽しく学ぶことを忘れずにいることは大切です。

挫折した時には休息も

真面目に勉強を重ねていく上で挫折はつきものです。

ほとんどの人は真っすぐ滞りなく成長していけるということはなく、どこかで行き詰まりや挫折を味わってしまうことになります。

そんな時に無理に勉強を続けても苦しく効率が悪くなるだけなので、時には思い切って休息を取ることも重要です。

あせらず、リラックスすることで違う見方もできるようになるでしょう。

独学で英語を上達させるためには?

インプットとアウトプットのバランスを意識する

英語の学習において、インプットとアウトプットはどちらも欠かすことができないものと言われています。

特に英会話ではアウトプットすることで英語をしゃべるという行為に慣れ、必要な時に必要な言葉が出てくるという感覚も上達していきます。

しかしそのための基礎となる語彙力や文法の知識もなくてはならないもので、単語などを常にインプットしておくことも大切です。

その両方を同時に、バランスよく続けられることを意識する必要があります。

教材は自分のレベルに合ったものを

独学に使用する教材は、高度すぎれば最初から理解することが難しく挫折しやすくなりますし、逆に簡単すぎても糧とはならず、時間が無駄になってしまいます。

今の自分のレベルをしっかりと把握して、そのレベルに合った教材を選ぶことも大切なことだと言えるでしょう。

英語の学習は段階的な習得が必要なので、仮に目標が高いところにあるとしてもそれをまず目指すより、今の自分からどうステップアップできそうかという観点で教材を選ぶようにしましょう。

反復練習を重ねる

どの教科でも同じことが言えますが、英語でも反復練習が上達する上では欠かせません。

特に言語は普段から使っていることが大切で、仮にネイティブに近いレベルまで達した人でも、日本で英語を使わずに暮らしているうちに次第に忘れてしまったというのもよく聞かれる話です。

記憶の正確さ、安定度、早さどれにおいても反復による効果が高いことは科学的にもわかっており、一度覚えたものでも日常的に繰り返すことでより記憶が定着しやすくなります。

モチベーション維持を心掛ける

物事を学ぶ上で、モチベーションを維持し続けることが大切なのは言うまでもないことでしょう。

学ぶ姿勢においても、挫折を乗り越えられるかも基本的にはどれもモチベーションが大きく関わっています。

モチベーション維持にも様々な方法がありますが、まずは具体的な目標を持つこと。

最終的な大きな目標も重要ですが、すぐ目の前のステップアップを小さな目標とするのも日々のモチベーション維持には効果的です。

無理なく楽しみながらモチベーションを保てるように心がけましょう。

初心者におすすめ!独学で英会話の上達に役立つ教材5選

「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」

タイトルの通り、中学英語を一から学びなおせる教材です。

中学と言いつつも20歳以上が対象年齢となっている大人向けの作りとなっており、今では記憶も曖昧になってしまっている中学英語をあらためて大人の脳で理解することができます。

テキストの全英文が音声収録されたCDも2枚付属しており、正確な発音も同時に学べます。

「絵で見てパッと言う英会話トレーニング 海外旅行編」

絵で見てパッと言う英会話トレーニング 海外旅行編

こちらは使われているイラストが自分視点になっているところがポイント。

つまり自分が実際に遭遇するようなシチュエーションをシミュレートしながら英会話を学ぶことができます。

たとえば飛行機に乗っていて客室乗務員に話しかけられた時など、よくある状況でどんな会話が必要か、瞬時に英語を発想するトレーニングに役立ちます。

「1日まるごと英語で表現できる!やさしい英語フレーズ2020」

1日まるごと英語で表現できる! やさしい英語フレーズ2020

タイトルの2020ですが、実はこれは西暦のことではなく収録されたフレーズの数のこと。

つまり2020個もの日常的な英会話のフレーズがこの一冊で学ぶことができるのです。

海外旅行からビジネス、日常会話までさまざまなシーンに合わせたフレーズがあり、またそれらを対話形式で実践できる動画も124本収録されている、インプットにもアウトプットにも適した教材です。

「ヒット曲で楽しく学ぶ英語」

ヒット曲で楽しく学ぶ英語

新しいものから懐かしものまで、日本でも誰もが聞いたことのある英語のヒット曲を12曲収めた教材です。

聞き慣れたメロディに乗せられている歌詞にはどんな意味があるのか。

その意味を深く知ることでより英語への理解が深まります。

もちろん発音の教材としても効果的で、レッスン動画が付属されているので発音の矯正にも向いています。

「今すぐ言える! 英会話フレーズブック」

今すぐ言える! 英会話フレーズブック

日常会話、ビジネス、旅行などでよく使われる一般的な英語のフレーズが多く収められているスタンダードな教材です。

「おつかれさま」や「よろしくお願いします」など、日本語では普段から使っているのに、いざ英語となると何と表現したらいいのかわからないようなありふれたフレーズがたくさんあるので、”普通の”英会話に慣れていくことができます。

英語を独学で学ぶメリット3つ

お金がかからない

まずはなんと言っても、教室などでレッスンを受けることに比べてはるかに安価で済ませられる点は大きなメリットです。

教材などは出費になりますが、教室の場合でも教材は不可欠なので、やはりレッスンにかかる費用を大幅に抑えることが可能です。

またネット上にも無料のコンテンツがたくさんあるので、工夫次第ではほとんどお金を使わずに英会話を学ぶこともできるでしょう。

自分のペースで進められる

講師や業者といった他者が存在していないので完全に自分のペースで進められるのも大きなメリットです。

仕事が忙しい時や調子が悪い時、気分が乗らない時でも無理をしてレッスンを受けたり、キャンセルの手間をかける必要がなく休むことができます。

逆に調子が良かったりモチベーションが高い時には続けて勉強を重ねることもでき、他者に合わせる必要がありません。

場所や時間を選ばない

場所や時間を選ばずいつでもどこでも学べるという点も他にはないメリットです。

教材さえあればどこでもできるので、たとえば通勤通学の途中や、昼休みなどのちょっとした合間でも学ぶことが可能でしょう。

どこかにわざわざ足を運ぶ必要や、時間を合わせる必要もなく、自身の生活リズムに合わせた学習計画を組み立てられるのは魅力的だと言えるのではないでしょうか。

英語を独学で学ぶデメリット3つ

モチベーションを維持しにくい

モチベーションを構成する要素に目標というものがあり、これは独学でも設定することが可能です。

しかし、一方で講師からの応援やはげまし、また一緒に学ぶ仲間と気持ちを共有することができないのが独学においては難しい点です。

オンライン英会話で初心者が撃沈する理由と挫折しないための対策」でも解説していますが、勉強につまずいてしまった時でも自分で何とか立ち直るしかなく、これといった理由のないモチベーション低下には中々対処しにくい側面があります。

実践の場が少ない

英会話ではインプットとアウトプットのバランスが大切ですが、独学ではアウトプットの機会が制限されがちです。

アウトプット、つまり対話には自分以外のできればネイティブなスピーカーがいると上達も早くなりますが、独学ではそうした相手を見つけることも簡単ではありません。

身近に知り合いなどがいれば頼むこともできますが、そうしたツテもないと厳しいかもしれません。

すべて自分で考える必要がある

独学では教材の選択から目標設定、学習計画まですべてを自分で賄う必要があります。

もちろん独学でなくともこうした意識は大切ですが、きちんとカリキュラムの組まれている英会話教室などであれば、そこまで自分で考えなくとも初心者に学びやすい道が既に敷かれています。

しかし独学ではそうしたサービスに頼ることはできないので、すべてを自分で考えていかなければなりません。

独学で英語をマスターできた人の口コミ

僕は留学せずに独学で英会話できるようになりました。
習得できた理由は「勉強法」です。勉強法を知ったうえで勉強するか、知らずに我流のまま勉強するかで天と地ほどの差が生まれます

引用元:https://twitter.com/bellthrough/status/1720351075771810225

独学で英検1級・TOEIC970点とって英語ペラペラになったけど、『英文法学習を先延ばし』している人が多すぎ。英語ができない人ほど「文法は面倒くさい」「ただ英語聞き流し」「とりあえず英会話」が共通。英文法から逃げていてはいつまでも初心者のまま。

引用元:https://twitter.com/englishosaru/status/1719456594604573126

独学で1年かけずにスコアを850まで上げられたのは週1アウトプットの機会があったからだと思ってるので本当に感謝がつきない

引用元:https://twitter.com/kogakunozeikbo/status/1719307554541699385

独学で英会話をマスターできたという人に多く見られたのが、自分に合った独自の勉強法を確立できているという点。

また実践できる場に恵まれていたということも大きいようです。

これらの点を克服できれば、独学でも英語が身につけられやすいとは言えそうです。

独学では英語をマスターできなかった人の口コミ

普通に英会話ついていけんわ。くだけすぎてて逆にわかんね。その場で生活してない人じゃないとわかりようがなさすぎて無理すぎた。独学なんて無理ありすぎだね。

引用元:https://twitter.com/hfcu6ggdj7hf/status/1721892628009271387

英会話は、僕も過去何回か独学で取り組んで来たんですが、一つにアプリを何回聞いたところで話せる様にはならない。まず、ネイティブの発音が聞き取れない。

引用元:https://twitter.com/pDrY1Q7PFtGrdeX/status/1721401520007377283

リスニングがマジで苦手すぎて、本当に克服したい。
英語初心者が8ヶ月程度日本国内で独学した程度では無理なのか…。

引用元:https://twitter.com/kendesingasoare/status/1716774401453248527

一方で独学ではマスターできなかったという人の多くは、マスターできたという人たちとの逆。

手探りで自分なりの勉強法が確立できないまま混乱してしまったり、またリスニングの取っ掛かりがつかめずに苦戦したという声も多く見られます。

英会話の独学でやってはいけない勉強法!NGや注意点は?

単語を語呂合わせで暗記する

中学英語などではよくある方法ですが、単純に英単語を頭の中に詰め込むという意味ではある程度有効性はあるものの、英会話の学習には向いていません。

というのも語呂合わせというのはあくまで日本語の発音で覚える方法であり、ネイティブな発音としては覚えていないので、逆に癖が残ってしまって英会話では苦戦することもあります。

単語は正しい発音とセットで覚えるようにしましょう。

初心者がネイティブスピーカーといきなり話す

英会話を上達させるのならばネイティブスピーカーと話すのが一番というのもよく言われることですが、まったくの初心者の場合はそうとも限りません。

初心者とネイティブだと英語力に差がありすぎるのでそもそも理解が進まず、かえって効率が悪いことも往々にしてあるのです。

これは英会話教室などでもあることで、英語になじむ取っ掛かりすらないのでおすすめできません。

英語の聞き流し

たとえば映画やドラマ、ラジオのトークなど、英語の会話をひたすら聞き流すのも上達には良いとされますが、こちらもネイティブスピーカーを相手にするケースと同じく、初心者だとまったく身につかないことも多くあります。

内容が一切理解できなければただのノイズと同じで、学ぶ以前に理解できないものとして、耳に入ってきても脳も取り込むことができないのです。

独学で英語を学ぶコツや注意点まとめ

英会話を独学で学ぶということは、自分のペースに合わせられることや費用がかからずに済む点などメリットも多くありますが、モチベーションの維持などデメリットも少なくありません。

自身のレベルや性格に合わせて、勉強法を選択するのが良いと言えるでしょう。

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