国際結婚&海外結婚相談所TJM 結婚相談所インタビュー

国際結婚&海外結婚相談所TJM

島国である日本に暮らす人々にとって、海外の国々は文字通り「海の外」です。特に欧米諸国はかつては遠い遠い場所でした。しかし、今や飛行機でどこへでも飛べる時代です。インターネットにアクセスすれば、一瞬で世界とつながり、何億人もの人が自分の存在を世界中に発信しています。

国境を超えることが容易になった現代で「国際結婚」を応援する相談所がアメリカ東海岸にあります。日本での暮らしから生活の基盤を海外に移したい女性、あるいは日本人女性を妻としたい海外の男性、この両者を結びつける貴重な存在です。

今回は日本人女性と海外男性のマッチングサービスを支援する相談所「国際結婚&海外結婚相談所TJM」の代表・松本直子様に、この相談所ならではの特徴、海外での暮らし、そして海外志向の女性に向けたメッセージなどさまざまな話を聞きました。

【カウンセラー紹介】

松本様

松本直子
1999年、国際結婚相談所TJMを東京都港区にて起業。
2004年、国内での相談所運営に限界を感じ英語でのコミュニケーションスキルを学ぶため単身渡米。2006年、現在の夫であるドイツ系アメリカ人男性と国際結婚し、2009年、第一子を出産。子育ての傍ら本格的に日本人女性と外国人男性とのマッチング事業を展開。
これまで、ニューヨーク、東京、シンガポールなど世界の主要都市で外国人男性と出会える婚活イベントを開催。現在はオンラインでの対応を中心にイベントや婚活セミナーを実施。
今後はさらなる事業拡大に向け、より多くのマッチングを生み出せるよう新たな事業展開も計画中。

目次

「インターネットって何?」から単身渡米。“後悔したくない”気持ちで開業。

編集部

こちらはアメリカで松本様が運営されている結婚相談所ということなのですが、まずは松本様が渡米された経緯からお聞きできますでしょうか。

松本様

最初にこの相談所を立ち上げたのは東京でのことでした。1999年のことで当時はまだインターネットというものが世間一般には浸透しておらず、みんな「インターネットってどういうもの?」という雰囲気でした。そんな時にインターネットを使って仕事をしてみたいと思ったのですがノウハウが分からないので、周囲のいろんな方に「教えて!」とお願いしていたんです。そんな時、お兄さんがインターネットに詳しいという方がいらっしゃってその方を通じて教えていただくようになりました。そして、その教えていただいた方がたまたまロシア人女性と日本人男性のマッチングサービスを運営されていたんです。それがインターネットとの最初の出会いで、その方が「直子さん、独身ならアメリカで結婚相談所をやってみたら?」と言われて、あまり深く考えずにやってみようと、いわゆる“ノリ”で始めたんです(笑)その時、英語は全然できなかったんですが、できる・できないはもう関係なく、とにかくその事業を行うことでインターネットを使って仕事ができる!なんか面白そう!という思いが大きく、その気持ちで始めました。

編集部

すごい挑戦ですね!フットワークが軽くて羨ましいです。

松本様

当初は結婚相談所をやろうという計画はなかったんですが、その方は海外女性と日本人男性のマッチングサービスをされていたので、その逆バージョンをやってみようと思い、国際結婚を望む日本人女性が外国人男性と出会える相談所を立ち上げたのがきっかけです。立ち上げ当初は日本で運営していたのですが徐々に外国人のお客様からのお問い合わせが増えてきました。ただ、本当に英語を使えなかったのでこれでは仕事にならないと思い35歳の時にアメリカ留学を決意して渡米しました。英語を喋れないと仕事にならないと分かったので、とにかく必死で勉強しました。

編集部

人生はどうなるか分からない、それを体現するようなドラマのようなお話ですね!

松本様

そうかもしれません。ですが、このまま生きていたら自分の人生はこのままだな…と思ったんです。元々外国人との結婚願望があり、自分の人生の中に何かインパクトを残したいという思いもありました。上手くいくかは分からなかったですが、捨て身と言いますか(笑)もしダメだったら帰ってくればいい!でも何もアクションを起こさなかったらきっと後悔すると思いアメリカに渡ることを決めました。

編集部

なかなか30歳を過ぎてから新しいことを始めようというのは勇気がいりますよね。ですが、松本様の言葉からはすごく勇気をもらえます!

アメリカンドリームは現実に。日本とは桁が違う海外の感覚。

自由の女神
編集部

アメリカで運営されているということなので日本の結婚相談所と違う部分もあると思いますが、海外での暮らしというのはどういうものなのでしょうか。

松本様

当相談所では、男性は海外に住んでいる外国人、あるいは海外に住んでいる駐在員の方が対象です。駐在員のような一時的に滞在されている方だけでなく、留学されてそのまま海外で永住を決められている方なども対象です。女性は日本人女性のみで、日本に暮らしている方と日本以外で活躍されている日本人女性が対象です。女性は様々な国の方がいらっしゃり、メインはアメリカに住んでいる方なのですが、時にはエジプトやドバイなど「どこから知ってくれたんだろう…」と思ってしまうような国の方からも問い合わせがあります。ですが、私のライフテーマとして女性にグローバルな舞台で活躍してほしいという思いがあるので、そんな風に様々な国で日本人女性が活躍しているんだなと思うと嬉しいです!

編集部

海外を舞台に活躍されている日本人女性もたくさんいらっしゃるんですね!海外の方というと、日本とは色んな面でスケールが違うイメージですが、顕著な部分はありますか。

松本様

やはり特にお金に対する感覚が日本とは違います。たとえば、今日本で年収1000万円という方がいらっしゃれば、みなさんすごいなと思いますよね。ですが、ニューヨークだとその金額でも富裕層とは言えないんです。たとえば、シリコンバレーやサンフランシスコなどでアメリカの超一流企業と呼ばれているIT企業に勤務されている男性は、20代や30代でも年収3000万円、4000万円という方は多くいます。スタートがその金額なので、40代・50代になればさらに金額は増えていきます。また、海外では会社に貢献して一生を終えるという働き方ではなく、会社員として勤務しながら不動産投資や株式投資をして資産を増やすというやり方が一般的です。本当に、日本での暮らしとはお金の桁が一つ違うという感覚です。女性もまた同様で、IT企業に勤める20代女性でも年収2000万円という方は珍しくありません。日本ではなかなか想像がつきませんよね。ですが、恐らくその方たちが日本で同じような職種に就けば、仕事のクオリティもそんなに変わるわけではないのに年収はおそらく500万円以下になると思います。アメリカでは同程度の仕事量でバケーションもあり、という環境で年収が2倍3倍になるわけですから、生涯賃金を考えたときにどちらで働くのが豊かなのかは考えてもいいのかなと思っています。お金が全てではありませんが、お金にフォーカスしたときにそういった事実もある、ということは知っておいてほしいです。

編集部

まるで桁が違いますね!日本ではほとんど考えられない状況です。

松本様

そういうアメリカンドリームのようなこともあるので、海外へ出ることが面白そう!と思ったらぜひチャレンジしてほしいなと思います!

レディーファーストは「基本の“き”」日本人女性が求めるナンバーワン。

編集部

日本人女性が、日本人男性に求めるものと海外男性に求めるものは違うと思いますが、特に顕著な部分はどんなところでしょうか。

松本様

レディーファーストですね。日本人男性に求めるけれどやってもらえないことで最もよく聞くことだと思います。欧米ではやはり男性が女性のためにドアを開けてくれるのがスタンダードです。車に乗る時も奥さんのためにドアを開け、エレベーターや電車でも先に女性を乗せて安全を確保するなどそういったことが基本の習慣として根付いています。やらないと逆に男性が恥をかくという文化なので、そこは日本人男性とは圧倒的に違います。日本はそういった文化の国ではないのでやる方が少ないというのは自然なことかもしれませんが、日本人でも留学されている方やそういった光景を目の当たりにしたことがある方は、それが欧米のマナーなんだと理解して自分もやるようになる方は多いです。また、スキンシップも多いので公共の場でもあまり人目を気にせずハグなどをしている方も多いと思います。

編集部

なるほど。やはり育ってきた環境で違ってくる習慣はありますよね。もちろん日本人男性にも良いところはたくさんありますが、国際結婚を望まれる女性にとっては少し物足りないと感じてしまうのかもしれませんね。やはり人間は言葉を使ってコミュニケーションを取る生き物ですし、言葉と体を使って気持ちを表現するのが大切だと思います。日本の相談所では、成婚退会を何よりの目標とする相談所様も多いですが、海外ではそういった部分に違いはありますか。

松本様

日本人同士のカップルのように頻繁に会えるわけではないので、この期間で決めましょうということはあまり言っていません。私からそういった圧力をかけることも会員様のためになりませんし、国を跨いでの出会いもありますので成婚主義にこだわり過ぎる姿勢はとっていません。もちろん成婚に至ることは喜ばしいことですが、あまりプレッシャーをかけないようにしています。

編集部

距離がある中での活動ですから、日本国内での活動以上に慎重になる方もいらっしゃるでしょうし、そこに配慮いただけるのは嬉しいですね。

松本様

最近では円安の恩恵もあり、シリコンバレーやロサンゼルスなどから日本行きの格安航空券などが出ることもあり、「ちょっと日本に行ってきます」という割と軽めの気持ちで週末に来日される方もいらっしゃるんです。zoomなどでのオンラインお見合いも普及しているのでそこでお見合いをしてお互いの印象が良ければ日本に来てもらうというパターンが多いようです。

婚活ステイも実績あり!リモートワークが叶えた、新しい婚活のカタチ。

編集部

では、これまで関わられた会員様で特に印象的だった方はいらっしゃいますか。

松本様

昨年の夏に、婚活のために日本へ長期ステイされていた男性の方がいらっしゃいました。アイドクターの方だったのですが、本気で日本人の女性と結婚したいと思われて、コロナ以降はリモートで仕事ができる環境が整ったこともあり日本でウィークリーマンションなどを借りて2ヶ月程滞在していらっしゃいました。帰国してしまうと大変なので、何とか滞在している間に良い方と出会いたいと仰って、何名か対面でのお見合いをセットアップさせていただきました。滞在していらっしゃったのは東京なのですが、そこから大阪や名古屋にも出向かれ婚活以外にも陶芸に挑戦されたりと日本の文化体験も楽しまれていたようです。

編集部

とても活動的ですね!わざわざステイされているわけですから本当に本気で探されていたんですね。

松本様

実はそういった方はその方だけではないんです。他にも数人婚活のためにステイされる方はいらっしゃって、もしそういうステイパッケージのようなプランがあれば利用される方もいらっしゃるのかなと、こちらも楽しむ気持ちで見守っていました。

編集部

なるほど!確かにそれは需要があるかもしれませんね。

松本様

また、そういった場合に何が良いかというと男性がこちらに来てくれるというのが女性としては安心です。やはり女性が異国の地へ一人で行くというのはかなり不安ですし危険もありますよね。男性から赴いてくれるというのは日本に暮らす女性にとってはとてもメリットだと思います。もちろん、当社へ入会されている方は個人のバックグラウンド調査もしていますし、年収や独身の証明書なども提出していただいているので安心してお会いできる方ばかりです。オンラインデートやマッチングアプリの台頭もありますが、やはりその人の背景がよく分からないというのは少し危険をはらんでいる部分もあります。中には日本人から金銭を取ろうとしている方もいらっしゃるでしょうし、実際にそうしたオンラインデートなどで出会って妊娠してしまい相手に伝えると逃げられてしまったという方が相談に来られることもあるんです。気軽に出会える分、危険な面もあるということは覚えておいてほしいです。

編集部

気軽にコミュニケーションを取れる分、深く知り合わずに関係を持ってしまうという方もいらっしゃるんですね。シングルマザーになってしまうと母子共に大変ですから、そこはしっかりと考えて行動することが必要ですね。

松本様

あるシングルマザーの女性は当社へ再婚のご相談に来られた結果、とても裕福な方と成婚された方もいらっしゃいますよ!ちょうどコロナが流行る直前にご紹介したのですが男性側がとても熱心で、コロナ流行前の自由に渡航できたギリギリのタイミングでお見合いをされ、その後も何度か実際にデートを重ねてとんとん拍子でプロポーズとなり、コロナ流行と同時に結婚が決まりました。コロナ中にお子様を2人授かられ本当に幸せそうでした。お相手の方は裕福な方だったので、もちろん将来の学費などの心配もありませんし心にも余裕ができますよね。でも、もしそのまま日本でシングルマザーとして生活していれば生活も楽ではなかったでしょうし、その中で一人でお子さんの面倒を見なければいけないとなると、自分の婚活にまで意識が向きませんよね。ですが、本当にタイミングよく良い方が現れて女性の方もあまり深く考えすぎずに決められたように思います。ですが、その勢いが本当に大切です。そのタイミングで現れたからこそ、コロナで遠距離になってしまう前に決められたのかもしれません。

編集部

そうかもしませんね。本当にタイミングと勢いは婚活においては特に重要ですよね!シングルマザーは経済的にも精神的にも大変だと思いますから本当に良い方と巡り合えてよかったです。

松本様

妊娠や出産に伴う痛みはどうしても男性には理解してもらえませんから女性が1人で背負うことになります。その上金銭的にも余裕がないとなると本当に大変です。特に日本では離婚後の養育費などについても有耶無耶にされるケースも多いと聞きます。アメリカではすぐに男性の給与や財産を差し押さえられるのでそういったことはあまりないのですが、日本でもそういった点をもっと厳しく追及してほしいと思います。

「真の国際化」を目指して。国際結婚を、“人の循環”を生み出すきっかけに。

地球儀
編集部

では、松本様がこの相談所を運営される上での思いをお聞きできますか。

松本様

私の仕事は日本在住の女性が、その活躍の舞台をグローバルな場所へ移すお手伝いです。これは自分の中のテーマであると共に将来の国際的な循環を生み出すきっかけにもなると思っています。

編集部

循環、というと具体的にはどういうことでしょうか。

松本様

たとえば、母親が日本人だから日本に興味があって大人になって日本で就職したり日本人の方と結婚することもありますよね。日本の大学にも外国人の受験枠というものがありますから、そういった制度を利用して日本へ来ようと思う方もいます。そういった日本に由来を持ち「日本が好き!」「日本で勉強したい!」と思う方が日本へやってきて新たな時代を作っていく流れができればとても面白いと思っています。日本から女性が海外へ出て、そのお子さんが日本へ来て、という日本と海外で人が循環していく、そんなことができればもっと国際的な社会になると思います。

編集部

そうですね!それが本当の意味での国際化かもしれませんね。

松本様

日本は今少子化も叫ばれていますが、そういった方たちが日本で結婚して少子化に少しでもプラスになっていけばと思います。特に若い方たちはアニメなどを通して日本が好きになった方がとても多いですし、年配の方でも黒澤明監督の映画などを見て日本に興味があるという方もいます。もっと歴史的な話をすれば紫式部の『源氏物語』を読んだという、日本人よりも日本の歴史に詳しい方もいて興味深いですよ。日本のお城が好きな方も多いですし、日本を好きになってもらえるコンテンツはたくさんあると思っています!

できないことはキッパリと。目標は“深度の深い出会い”を増やすこと。

スマホを触る女性
編集部

では、松本様が会員様のお話を聞かれる上で大切にされている思いなどはありますか。

松本様

当社でのサポートが難しいと感じた時には、最初にそれをお伝えするということですね。

編集部

具体的にお聞きできますか。

松本様

たとえば、34歳くらいまでの男性だとお子様を望む方が多いのでお相手女性の年齢は35歳以下と希望される方が多いんです。ただ、女性側は35歳~42歳くらいまでの方はお子さんを持つことを諦めていない方も多いんですね。とてもセンシティブな問題ですが、そういった女性が自分の年齢に近い男性と知り合うというのは実は難しいんです。40歳前後の男性でも32歳~35歳の女性を希望する方はぐんと減るんです。女性は女性でそういった現実があることを受け入れたくないという思いもあるので、年齢の条件を変えるというのは容易ではありません。ただ、それは女性たち自身も自分たちの可能性をすごく狭めていることにもなります。なので、男性にも女性にも「もう少し年齢の許容範囲を広げませんか」ということを柔らかくお伝えして、できるだけ良い出会いを提供したいと思っています。

編集部

とても繊細な問題ですが、結婚を考える時には年齢の問題は重要でもありますよね。

松本様

ただ例外もあり、たとえば50代の女性が自分ではもう産めないけれど養子を取ってでも子どもを持つことを一緒に考えてくれる人と出会いたいと言われたとしますよね。ですが、現実的にはそれはとても難しいです。それを頭ごなしに「無理です」と言ってしまうとその方の夢を壊すことにもなりますから、活動していただいて自分で気づいていただくこともあれば、「活動できるかどうか正直に言ってほしい」という方にははっきりと「当社でのサポートは難しいと思います」とお話することもあります。ハッキリ言ってあげないと、その方も入会して誰も紹介してもらえない状態は不幸ですしカウンセラーとしても幸せなご縁を結べないのは喜ばしいことではありませんから、お互いに不幸になるだけなんです。なので、そういった方は別の方法で探していただくか条件を変えていただく必要があると思っています。

編集部

本当にそうですね。できないことはハッキリとできないと伝えて、お互いwin-winな活動となることが理想的ですね。

松本様

また、今少し懸念しているのがアプリでの「表面的な出会い」です。

編集部

「表面的な出会い」ですか?

松本様

アプリにも様々な種類がありますので一概には言えませんが、あるマッチングアプリでは相手を探す時に、「この人は違う」と思うとシュッとスワイプすると次の画面でまた違う人が出てくる、その人も違うと思ってシュッとするとまた別の方…というように次から次へ色んな人が出てくるんですね。もちろんそこで「おっ!」と思える出会いもあると思いますが、それは本当に表面の表面、パッと見た時の印象だけで選んでいるんですね。そうして出会った関係はやはり浅いまま続き終わることが多いと思います。例えるなら、水が一杯に入った漏斗の表層部分でずっと遊んでいるようなものなんです。ですが、本当に大切な出会いはその漏斗から下に降りてきた水の中にあると思っています。シュッとやればまた次の人がパッと出てきて、上手くいかなければまたシュッといなくなってしまう。大した言葉を交わすこともなく表面上の付き合いだけで遊んでいる、そんな方がアプリ上には少なからずいると思っています。

編集部

なるほど…。本気で出会いたい方がいる一方、そういった方が一部いることも知識として知っておくことは必要ですね。

松本様

アプリに載せる写真は加工もできますしそういった素敵な写真を使えば自分も出会える、素敵な人が会ってくれると錯覚してしまうこともあります。ですが、本当に大切なのは漏斗の下に降りてきた人。この降りてくるまでの間に様々な言葉を交わし紆余曲折を経て信頼関係が生まれると思うので、そこを省略してはいけないと思っています。かつては長い巻物に筆で文字を書いて使いの者に走らせ、何日もかけて思いを届けたという過程がありましたが、今は指先一つで絵文字を送って、記号で会話をしているようなシーンも多いです。ですが、それだけを永遠に繰り返していても分かり合えません。この先もっとテクノロジーは発展していくと思いますが、それでも心を通わせるために必要なプロセスは省略しないでほしいと思っています。

ジャパニーズカルチャーが結ぶ縁も。様々な事業展開も検討中!

ジャパンカルチャー
編集部

海外男性から日本人女性というのは人気なのでしょうか。

松本様

すごく人気ですよ!特に、若い方は日本のアニメが大好きなのでいわゆるオタク系女子、アキバ系のような女の子もとても人気があります!アメリカの方もアニメなどのコスプレに興味がある方が多いですし、ハロウィンの仮装として楽しむ方もいらっしゃるようです。逆にいわゆる“港区女子”のようなオシャレでハイセンスな女性というのは、欧米の方が日本人女性に求める像とは少し違うかもしれません。コスプレイヤーというか、コスプレしている方限定の婚活パーティーなどがあれば面白いかもしれないなと思っているところです。実際にこれまでロサンゼルスやニューヨーク、サンフランシスコ、シンガポール、東京などで婚活パーティーを開催してきたのですが自分自身が様々な国へ移動するのが少ししんどくなってしまい(笑)もし一緒にそういった新しい領域を展開してくれる方がいればコラボしてみたいと思っています!仲人の海外チームのようなものが作れたら楽しいかもしれませんね!

編集部

縁はどこで繋がっているか分かりませんからやれることはやった方がいいですよね!松本様を起点としてドンドン輪が広がっていく感じがして嬉しいです!では、今後の展望についてお伺いできますか。

松本様

これからも海外の方と結婚をしたいという海外志向の女性を応援したいので、日本国外のイベントを強化していきたいと思っています!そのためにも先ほど言ったように海外で共に仲人をしてくれる人と繋がれればと思っています。もし一緒にやりたいと思われる方が居たらぜひ連絡を頂きたいです!

編集部

本当に楽しそうです!日本でのカウンセラー活動だけでは経験できないこともあると思うので、ぜひパートナーとなる方が見つかることを願っています!

松本様

また、カラーコーディネーターやメイクアップの事業者様とも繋がりがあるので、女子力アップのようなサービスも展開したいです。婚活写真を上手く撮ってくれるカメラマンの方たちとも連携できればさらに喜んで頂けると思うので、試行錯誤しながら繋がれた縁を大切にサービスの幅を広げていきたいです!

編集部

では最後に、これから婚活を始める方・国際結婚を考えている方へのメッセージをお願いします!

松本様

当社は国際結婚を支援しており世界を舞台に、というコンセプトの下運営しています。ご相談に来られる女性の中には英語ができないことが不安という方がいらっしゃいますが「できない」と言わないでほしいんです。皆さん、きっとできるはずなんです!ですが、日本人は言語のことになると「できない」と口に出す方が多く、“You can do it!!”とお伝えしたいです!どんなことでも「できる!」という気持ちから挑戦してみてほしいです。できることでも「できない」と口にすることで本当にできなくなってしまうので、自分でブレーキを掛けたり、蓋をすることはもったいないです。日本は謙遜することが美しいとされる文化ですから、そのマインドが刷り込まれている部分もありますが、世界を舞台に考えるのであればそういった気持ちではなく「私はできる!」と思って来てほしいです。大切なのは「伝えたい」という気持ちなので、その気持ちがあれば完璧な英語でなくともきっと気持ちは伝わります!

インタビューまとめ

海を越えて誰かを愛したい、海外でパートナーを見つけたいという思いは、国際化が進む現代では珍しくありません。しかし、実際にパートナー探しを行動に移すには大きな勇気が必要です。「良い人、見つかるかな」「海外で暮らしたいけど、英語はできないし不安もある…」そう思っている方は多いでしょう。

しかし、人生は一度きりです。今行動しなければ、1年後に後悔するかもしれません。少しでもそう思うなら「えいっ!」と勇気を出して一歩踏み出してみてください。踏み出した先には、あなたの思いを受け止め、共に幸せを探してくれるカウンセラーがいます。実際に話をした松本様はとても気さくで、話していると心が軽くなるような明るい人柄でした。この相談所でパートナーを探す努力を続ければ、その先には世界という大きな舞台があなたを待っています。

「生きる舞台を世界へ」そんな思いで、国際結婚という新しい一歩を踏み出してみませんか。

国際結婚&海外結婚相談所TJM 基本情報

国際結婚&海外結婚相談所TJM
名前名称:国際結婚&海外結婚相談所・TJM
トラディショナルジャパニーズマッチメーカー
社名:Kaiwa Planet LLC
サイトURLhttps://traditionaljapanesematchmaker.jp/
CEO&Founder松本直子(まつもとなおこ)
所在地101 W. Chesapeake Ave. #10164, Towson MD, 21285, USA
電話(443) 470-5750※時差があるため要予約
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、マナと申します。大学時代、「彼氏が欲しい!」という思いから初めてマッチングアプリを利用し、以来、国内で主要なアプリのほとんどを試してきました。その豊富な経験を活かし、専門性と信頼性を兼ね備えた情報を、わかりやすく丁寧にお届けするライターとして活動しています。

ライティングスタイル:
調査を入念に行い、専門的な情報でも誰にでも理解しやすいよう平易な言葉を用いることを心がけています。たとえば、マッチングアプリ利用時のノウハウや、初心者がつまずきがちなポイントについては、具体的な事例をあげながら解説しています。

マッチングアプリに対する考え方:
マッチングアプリは、有料サービスに課金し、すべての機能をフル活用するのがおすすめです。無料プランでもある程度は使えますが、有料サービスによって出会いの可能性が飛躍的に広がり、理想の相手を効率よく見つけられます。自分が投資した分だけ得られる価値も大きいと実感しています。

成功体験・エピソード:
私は世間的には珍しいとされる趣味を持っていますが、マッチングアプリを通じて実に多彩な背景や興味を持つ人々に出会えました。そのなかでも、自分の趣味を深く理解し、共感してくれる方と巡り会えたときには、大きな驚きと喜びを感じました。多様な価値観との出会いが楽しめるのも、マッチングアプリならではの魅力だと思います。

読者へのメッセージ:
「マッチングアプリではなかなか出会えない」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際に使ってみれば、きっと自分に合う相手を見つけられるはずです。私自身の経験をもとに、皆さんが素敵な出会いを手にするためのお手伝いができれば幸いです。

コメント

コメントする

目次