障害のある方専門の結婚相談所としてスタートした「グローバルマリッジえんむすび」。障害のある方も障害のない方と同じように、自分が描く幸せをつかんでほしい。そんな思いから生まれたサービスです。障害のある方同士の出会いだけでなく、障害のない方との出会いの機会も多数あります。自分が気にしていた部分を認めてもらえることで、人生が大きく変わる方もいます。
障害があるからと諦めてほしくない。その思いを胸に、カウンセラーは会員の皆様と向き合っています。その結果、多くの「幸せ」を生み出し、たくさんの方の人生を変えてきました。
グローバルマリッジえんむすびが展開するサービスと、会員の皆様との心の通わせ方について、担当の高橋様にお聞きしました。
障害者専門の相談所としての思い「まずは一歩を。」
編集部それでは、まずグローバルマリッジえんむすび様の概要をお聞きできますか。
高橋様グローバルマリッジえんむすびは、株式会社グローバルワンという企業が運営する結婚相談所事業です。障害をお持ちの方専門の婚活サロンとして運営しており、現在ご入会いただいている方は30名ほどです。
編集部障害者専門のサロンなのですね！では、設立の経緯を教えていただけますか。
高橋様母体となる企業で新規の事業開拓としてスタートしました。グループ会社にてNPO法人があり就労支援施設も運営しているので新規事業の結婚相談所と障害者を掛け合わせてみようという思いから設立されました。事業内の理念としては、障害がある方をメインとしてはいますが、障害の有無に関わらず平等に婚活の機会を与えたいという思いがあります。
編集部障害をお持ちの方も、健常の方と同じように結婚したいという思いを叶えてほしいということですね。ご入会数は現在30名ほどと先ほど伺いましたが、設立当初からは増えているのでしょうか。
高橋様ありがたいことにとても増えています。事業がスタートしたのは3年ほど前で当初は10名ほどだったのですが、そこからは増え続けており現在にいたっています。会員数は30名ですが、TMSという連盟に加盟しており全国で6～7万人ほどの方をご紹介可能です。
編集部非常に多くの方との出会いが望めるんですね！では、そんな障害者専門の相談所ならではの特別なサポートやサービスはありますか。
高橋様特別、というわけではありませんが皆さまハンディキャップを抱えてらっしゃる方々なのでそれぞれの障害特性などを把握した上での対応を心掛けています。また、お相手の方にご紹介させていただく際にも、会員様ご本人ができること・できないことを明確にしてご紹介しています。こういった点はサポートが必要で、このサポートは不要など細かい点も把握した上で出会いをセッティングし、お相手の理解を得られた場合にお見合いに進んでいただきます。
編集部なるほど。お見合いの際にもサポートされる担当の方はいらっしゃるのでしょうか。
高橋様ええ、お見合いの際の立会人も数名在籍しています。たとえば、お見合いをする場所までの移動に介助が必要な方や会話が苦手な方のサポートを行うなどそれぞれに応じたサービスを提供しています。会員様の手となり足となり、苦手な部分をしっかりとカバーしています。
編集部安心してご利用いただけるサービスですね！では、入会までの流れを教えていただけますか。
高橋様入会前はまず、個人でお問い合わせを頂いています。その後オンラインで面談を行い、お相手に臨む希望や現在のご自身の状況、障害の状況、できる事・できない事を聞いていきます。どういったサポートが必要であるか詳細に把握した上で、契約開始日を決め書類提出後に入会となります。
編集部入会までにしっかりとお話を聞いてもらえるのですね！では、お見合いまでの流れはいかがでしょうか。
高橋様様々なパターンがあるのですが、最もスタンダードな流れはご自身でお見合いしたい相手を探される場合と、カウンセラーが探してご紹介するというパターンです。ご自身で探されていいな、と思われた方がいらっしゃればカウンセラーがお相手の相談所に会員様の障害の状況などをお伝えして、お互いに了承が取れればお見合いとなります。
編集部お見合いまでの期間はやはり皆さん緊張されているのでしょうか。
高橋様婚活を始めたばかりの方はやはりそういった方が多いです。上手くいくのか不安で緊張している、というイメージですが何回もお見合いを重ねておられる方は慣れていらっしゃるので、あまりこちらのサポートを必要とせずともご自身で活動を進められる方が多いという印象です。最初は皆さん不安ですが、そういったご自身で活動されて成婚された方の成功例などをお話しすると「自分にもできるかも！」と思っていただけることが多いようです。
編集部お見合いまでの期間はやはり皆さん緊張されているのでしょうか。
高橋様婚活を始めたばかりの方はやはりそういった方が多いです。上手くいくのか不安で緊張している、というイメージですが何回もお見合いを重ねておられる方は慣れていらっしゃるので、あまりこちらのサポートを必要とせずともご自身で活動を進められる方が多いという印象です。最初は皆さん不安ですが、そういったご自身で活動されて成婚された方の成功例などをお話しすると「自分にもできるかも！」と思っていただけることが多いようです。
編集部半信半疑でもまずは一歩踏み出してみることが大切ですね！
高橋様本当にそうだと思います。自分で動いてみるということと、自分にもできると思うこと、これが婚活においてはとても大切だと感じます。
少人数会員だからできる、圧倒的密なサポート。
編集部では、えんむすび様の特に強みと言える部分はどういった点でしょうか。
高橋様特徴的なのは、他社様と比べて会員様の数が少ないので一人ひとりの方との距離が近いので献身的なサポートができるところです。カウンセラーの数も多くいるわけではないのですが、どのカウンセラーも相手のことを知るのが好きな方が多く、良い意味で会員様に興味津々です！ですから、いろんなお話を聞いて仲良くなりやすいのかな、と思います。
編集部なるほど！確かに人数が少なければそれだけ密に接することができますよね。会員の方も悩みや本音などを話しやすいのかもしれませんね。
高橋様そうだと思います。会員様とカウンセラーが本音で語り合えていない、と感じることはあまりありません。より密な関係を築きやすい、これが当社の特徴であり強みの一つだと思います。もちろん、そういった関係を望んでいない方には一定の距離を保ちながら接しています。話す内容も結婚の話に限らず、家族やお仕事、友人の話などもしますので、カウンセラーも会員様もお互いに成長できると思います。
編集部特に婚活における悩みというのは、家族や友人にも相談しづらいという方もいらっしゃると思うので、そういった話を本音で話せる相手がいる、というのは心強いですね。
高橋様本当にそうだと思います。他人だから話せるということはきっとあると思います。特に当社の会員様はセンシティブなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いので、そこをサポートできるのはカウンセラーのやりがいにも繋がっていると思います！
編集部では、成婚数についてお聞きしたいのですが。現在年間での成婚数はどれくらいなのでしょうか。
高橋様パーセントという数字では出していないんですが、事業がスタートして軌道に乗ってからは年間5名ほどの方が成婚されています！
編集部30名の中の5名ですか！それはかなり良い数字ですね！
高橋様今年もすでに4名の方が成婚されていて、他にも成婚されそうな方がいらっしゃいます。
編集部皆さんアクティブに動かれているんですね！
高橋様そうです！障害がある方なのに、と思われるかもしれませんが実は逆だとも思っています。「障害があるから…」とご自身に引け目を持っている方も多いですが、それでも選んでくれること、そして仮交際・本交際に至り、結婚を考えてくれることがとてもありがたいと感じられるようです。それゆえに成婚に至りやすい、という側面もあると思います。
「自分を認める」ことが幸せへのカギ。
編集部では、これまでに携わった会員様で印象的なエピソードをお持ちの方はいらっしゃいますか。
高橋様失礼な言い方になってしまいますが、障害をお持ちの方でも受け入れてくれる方は本当にたくさんいらっしゃるんだな、と実感しています。つまり、ご自身が思われているほどお相手は障害を気にしていらっしゃらないということです。
編集部なるほど！やはり皆さん最初は障害を受け入れてもらえるかどうかが不安、という方が多いでしょうか。
高橋様やはりそうですね。ですが、本当に選んでくれる方は多くいらっしゃいます。たとえばお一人、60代の身体障害を抱えた女性の方がいらっしゃいました。その方も当初は「こんな私なんて誰も選んでくれないだろうと思う。でも、このまま一人で死ぬのも…」という思いで入会されたんですね。すると、自分が想像していた以上の男性の方からバンバンお見合いの申し込みがあり、ご本人もとても驚かれていました。自分がこれまで気にしていたネガティブな部分を、60代になって初めて肯定できたと仰っていて、私も感動しました。今はとてもイケメンの年下の男性と結婚間近！という状況でとても幸せそうですよ。
編集部素敵なお話ですね！障害を持っているからと言って諦めてはいけないんですね。
高橋様まさにそうです。障害を理由に結婚を諦めてしまうことはもったいないです。「自分なんて…」と思わずにぜひお話だけでも聞かせてほしいと思います。婚活は人生が一変すると言いますがそれを目の当たりにしたので、可能性を確かめる前に諦めるということはしないでほしいです。
編集部では、成婚にいたるまでのイベントなどは行っていらっしゃいますか。
高橋様婚活パーティーは開催しています。これは健常者・障害者関係なく、いろんな方と出会える場なので、会員の方にも積極的にご紹介しています。あるいは、障害をお持ちの会員様同士でご紹介する例もありますし、他の障害者専門の結婚相談所様と連携して、会員様同士の情報を交換してお互いの会員様同士の結婚を推進するということも行っています。
「障害者だから大切に」ではなく、一人の人としてのアドバイスを。
編集部会員様へのアドバイスは、どういった内容をアドバイスされているんでしょうか。
高橋様やはり対人スキルなどをアドバイスすることは多いです。会員様の多くは障害があるから、ということでこれまで恋愛経験がないという方がほとんどです。それだけに、対人スキルであるとか人としての接し方などが不慣れな方もいらっしゃいますので、そういった根本的な部分を基礎から教える講座もご用意しています。カウンセラーがマンツーマンでお話しするので、コミュニケーションに不安を感じる方には受けていただくようにしています。受けられた方は皆さん満足されているようです。
編集部では、成婚後のアフターフォローについてはいかがでしょうか。
高橋様成婚後も引き続き、ご相談があればお聞きしています。分からないこと、不安なことがあればいつでもご連絡くださいとお伝えしています。また、TMSに加盟しているので結婚指輪・婚約指輪のご紹介や、結婚式場の予約や下見、フォトウェディングや引越しの割引サービスもあります！結婚式場や指輪の価格が半額、などの大きなサービスもありますので、ぜひご利用いただきたいと思っています。
編集部実際に、利用者様から特に喜ばれているサポートはどういった点でしょうか。
高橋様やはり密なサポートという部分は皆さん喜ばれている点です。それがなければ、おそらくこれだけの数の方を成婚に導けることはなかったと思います。一番の強みでもある寄り添ったサポートという部分は、会員様にも評価を頂いています。
編集部実際皆さま、どういった内容をご相談されることが多いのでしょうか。
高橋様共通しているのは自分の障害を相手に理解してもらえるのか不安、ということです。それに対する回答としては理解してくれる人もいれば、そうではない人もいる、ということになります。親身になって話を聞くことは大切ですが、過剰に期待させるようなことは言ってはいけないと思っています。必ずしも自分の希望どおりに進むわけではない、ということはお伝えしています。
親御様へのアプローチも大切に。家族で考える婚活。
編集部会員様の障害の内容についてもお聞きしてよろしいでしょうか。
高橋様現在は、大きく分けて精神障害・身体障害・知的障害の3つに分かれています。身体障害の方は現在1名のいで、その他は半々くらいの割合で精神障害・知的障害をお持ちの方がいらっしゃいます。皆さん、ハンディを抱えていても誰かと共に生きようと前向きに頑張っていらっしゃいますので、そういった姿はカウンセラーのやる気にも繋がります！
編集部障害をお持ちの方であれば、親御様が心配されるケースも多いと思いますがいかがでしょうか。
高橋様そうですね、親御様が一番心配されているというパターンもあります。ご本人は自分のことなので割と楽観的に考えていらっしゃる方もいますが、やはり親御様は自分がいなくなった後にこの子をどう生かしていくのか、ということが心配ですよね。なので、最近は入会時の面談も親御様と3人で、という方も多いです。
編集部そうなんですね！やはり親目線で考えると心配する点はまた違ってきますね。
高橋様そうですね。ですから、今後は親御様へ向けてのアプローチも大切になってくると考えています。
会員様と二人三脚、パートナーとして伴走する。
編集部では、高橋様ご自身がこの仕事をされていて一番嬉しかった瞬間、やりがいを感じる瞬間はどういった時でしょうか。
高橋様会員様から感謝のお言葉を頂いたときです！私自身は基本的に会員様とはオンラインでの対話が多く直接お会いする機会は多くないのですが、時にはお手紙を頂くこともあります。そういった時は本当に携わってよかったなと心から思います。「高橋さんでよかった」と言っていただけるのは、何よりものやりがいですね。
編集部会員様のお話を聞かれる上で大切にされていることはどういったことでしょうか。
高橋様そうですね、障害をお持ちの方ではありますが障害者だからと言って気を遣う、ということはありません。時には厳しいことも言いますし、何もかも肯定するということはありません。もちろん、会員様それぞれの思いは大切にし頭ごなしに否定するようなことは絶対にありませんが、それは少し違うかな…と感じた時には相手が障害者だからと言って甘やかすようなことは言わないようにしています。対障害者、ではなく対人として接することを大切にしています。また、その方が結婚をゴールに活動しているということを忘れずに二人三脚で自分がしっかり伴走する、という気持ちでお話を聞くようにしています。
編集部では、昨今の結婚相談所業界で変化してきたトレンドはありますか。
高橋様婚活業界に国が関わるようになってきたな、と感じます。やはり現在少子化が著しく政府としても婚活事業をもっと押し上げていこうという動きはとても感じます。そういった中でも当社のような障害者専門の相談所、というのはまだ国もあまりタッチできていない部分ですので、今後はもっとアピールしていきたいと考えています。健常者がいらっしゃる相談所では入会を断られた、という方も一部いらっしゃいますので、そういった方も当社であればしっかりと受け止めて結婚に向かってサポートしますということを伝えたいです。
「おせっかい」だからこそ出会える幸せを、この先も。
編集部では、今後の展望や描かれているビジョンをお聞きできますか。
高橋様障害者の婚活パーティーをしっかり実施していきたいと考えています。現在はまだ周知が足りていない部分もあるので、会員様はじめ会員ではない方に向けても発信していきたいと思います。相談所への入会のハードルは高いと思われるかもしれませんが、同じ境遇の方と出会いたいという方は一定数いらっしゃいますので、私たちがそこに介在できればと思っています。
編集部これから婚活を始められる方へのメッセージをお願いします！
高橋様障害があるからと言って必ずしも理解されないということはありません。この世に何億人もの人がいる中で自分にピッタリ合う方はきっといます！当社にはお節介なカウンセラーもたくさんいるので(笑)ぜひ二人三脚で幸せをつかみ取りましょう！
インタビューまとめ
「障害がある自分を、誰も受け入れてくれないかもしれない」
障害のある方の多くが、そのように感じることがあるかもしれません。しかし、それは誤解です。障害があっても、それを受け入れてくれる方は多くいる。高橋様のお話を伺い、そのことを改めて実感しました。
自分を見つめ直し、お相手に丁寧に自分のことを伝えることで、「この人となら分かり合える」と思える方がきっと現れるでしょう。障害を治すことは難しいでしょう。だからこそ、自分にできること・できないことを受け入れ、思い描く幸せに向かって前向きに進むことが大切です。
「障害があっても、誰かと共に生きたい」
その思いを受け止め、共に歩んでくれる心強いパートナーが、「グローバルマリッジえんむすび」には多くいます。結婚を真剣に考えている方は、ぜひこの相談所に相談してみてはいかがでしょうか。
グローバルマリッジえんむすび 基本情報
| 名前 | グローバルマリッジえんむすび |
| サイトURL | https://gbm-en.com/ |
| TEL | 03-5614-7370（受付/10：00～19：00） |
| 所在地 | 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-3-10 |
| アクセス | 東京メトロ東西線・浅草線「日本橋」駅徒歩2分 |
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