ハッピーカムカム　【結婚相談所インタビュー】

これは、いわゆる会員様の年収であるとか社会的なステータスのことを指しているわけではないんです。他の相談所よりもより手厚くサポートし、質の良いサービスを提供するという意味の「ワンランク上」です。具体的な何かを指すというよりは概念のような意味合いです。当社で成婚しても、他社様で成婚したとしても「ハッピーカムカムを利用してよかったな」と思っていただけるようなサービスを心掛けたいと思っています。

たとえば、当社で活動する中で経験したことなどでその後の結婚生活に活かせることがあれば、それは成婚に導くということ以外にも付加価値を提供できていると思うんです。そういった意味での「ワンランク上」という言葉です。

そうです。お見合いというのは、ある種の無形遺産のようなものだと考えています。このシステムは日本独自のものですよね。何百年も昔から絶えることなく受け継がれてきた文化ですから、そこには必ず意味があると思っています。私自身も文化継承者であるというプライドを持ってこの仕事をしています。

当社では、入会される会員様のターゲット層は特に絞っていません。これまで2700組ほどが成婚していますが、中には80代で成婚した方もいらっしゃいます。婚活ですから、結果的には20代・30代が多くなりますが、本気で結婚したいという気持ちがあれば年齢に関係なく成婚は可能です。

当社では1年以内に成婚される方が多いので、その期間内に成婚できなかった、という場合でお話しますと、やはりコミュニケーションが苦手な方は1年では解決できない部分もあります。異性との交際経験が少なく、接し方に迷われるような方ですと慣れるまでに1年ほどかかることもあります。そこから交際・成婚となるので、そういった方はお時間がかかる傾向があるように思われます。ですが、結婚したいという強い思いがあれば、当社は全力でサポートしますしそういった方は必ず成婚されています。

男女でも異なりますが、たとえば当社や他の結婚相談所へ来るまでに幾人か交際経験があり、結婚に至らずに相談所へ来た、という方もいらっしゃいます。そういった方は、お相手の表面的な部分だけを見ている方が多い印象です。素敵なデートコースを用意してくれたであるとか、ご飯は割り勘ではなく奢ってくれたであるとか、そういった中身に触れる前にお別れをしているケースが多いので、相談所に来てからも同じような状況に陥りがちです。2～3か月でお別れして自分が選ばれなかったのはなぜか、それを振り返らない方は成婚には至りません。

そうです。自分の行動などを振り返ってみて、アドバイザーの話などを聞きながら次に活かす、それをコンスタントにやれば成婚に繋がります。

たとえば、1年以内の成婚を叶えるために100人とお見合いするのと、10人とお見合いするのでは当然10人とお見合いした方が結果は早く出ますよね。ですから、当社ではマッチングした方と「とりあえず会ってみる」というご紹介はしていません。

ええ、そうです。10人と会おうが、100人と会おうが自分の実力以上のものって出せないんですよ。であれば、10人とだけ会う方が疲弊しなくて済みますよね。

当社で実際に統計も取っているんですが、お見合い相手が10人を超えてくると成婚率は下がるんですね。やはり自分自身もしんどくなってきて、相手のどこを見れば良いのか、どんな風に接するのがいいのかよく分からなくなってくるんです。ですから、極力そういった無駄なお見合いは避けるべきだと考えています。

大切なのはやはり、当社のコンセプトをきちんと理解してアドバイザーのアドバイスなどを素直に聞き入れることだと思います。お見合いがうまくいかなかったとき、自分の問題点などを他責にせず自身で解決する努力ができれば、必ず成婚にいたります！

今後、オンラインサロンをオープンする予定です。その中で、たとえば夫婦間のコミュニケーションの取り方についてなどを学べるような、そういったプログラムを受講できる体制を整えているところです。

やはり、サポート体制が充実しているところですね。24年という年月のある相談所で10年以上のキャリアを持つアドバイザーが複数いる、そして最初から最後まで一貫して担当してくれるというところは他にはありません。アドバイザーは現在男女合わせて17名在籍していますので、たとえばこういった事は男性のアドバイザーに聞きたい、女性に聞きたい、ということも希望があれば対応できるんですね。そういったセカンドオピニオンのようなことができるのは、本当に当社ならではだと思います。個人対個人でもあり、ときにはチームで対応することもできる、そんな風に臨機応変に対応できる、それが強みです。

SNSやオンライン婚活が世間に認知されたという点は、やはりコロナ流行後大きく変化した部分です。特にオンラインメインの相談所はとても増えましたね。それまではオンラインやマッチングアプリという形態に、少し抵抗感を持たれている方も多かったと思います。ですが、コロナが流行したことによりその抵抗感がかなり薄れました。当社では、初回は必ず対面でのヒアリングを行っていますが、最初から最後までオンラインで完結する相談所、婚活という活動形態もグッと増えました。

当社では、対面でカウンセリングを行った方が結果的に早く結果が出る、と考えていますのでそういった形式を取っていますが、コミュニケーションの取り方が世界的に変わったことで、婚活業界でもアプリと結婚相談所に大きな乖離がなくなったと思っています。以前は、アプリを利用していたけれどうまくいかず相談所を選んできた、という人が多かった傾向ですが、昨今は最初の段階でアプリと相談所を比較する人が増えてきたのかな、という印象です。ご本人も、周囲の友人などにそういった場で出会った、と話すことに抵抗がなくなってきていると思います。

やはり設立当初から変わっていない「日本一の結婚相談所を作る」ということに尽力したいです。具体的には「質と量、どちらも兼ね備える相談所」を作るということです。この業界は、個人事業で運営されている方も非常に多いですが、どうしても個人で請け負える顧客というのは限られます。ですが、大手になればその分利用者も多いのでサービスの充実度が下がる、と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。当社では、サービスの質を保ち、且つ多くの方に利用していただける相談所を目指しています。「結婚相談所と言えばハッピーカムカム」と言ってもらえるような存在になりたいです。

実際、当社では今後「時短婚活」というコンセプトに基づいた様々なサービスも打ち出していきたいと考えています。時間をかけずに婚活する「時短婚活」ならハッピーカムカム、家事の時短を考えるなら家事代行のハッピーカムカム、などあらゆる切り口から他の業界ともタッグを組んで、他の事業展開にも繋げていきたいと考えています。「時短」が当社の企業ブランドになる、そんなイメージです。

まず、婚活は必ず期限を決めてやってほしいと思います。相談所に入会する方ですから、やはり最初は活動へのモチベーションも高いです。ですが徐々に下がってくる、この原因は婚活疲れです。お見合いをして婚活をした気分になってしまう方もいますが、目指すべきは結婚ですからその後その関係を続けていくことが大切です。

そうです。真剣に結婚を考えて向き合えば、モチベーションを保てるのは一年程度です。やはり入会から2年、3年と経つと成婚率はかなり下がりますから、一年以内に決める、という明確なモチベーションを持って臨んでいただきたいです。また、相談所のアドバイザーのお話もしっかりと受け止めてご自身の活動の糧にしていただければと思います。